最後の最後は、やっぱり一番の難関かもしれないw
エントリーNo.12
まずはご本人の要望を確認。
【語り視点の注文】
率直な感想とか、動画から感じることとか。
率直な感想ですか。
「世の中には似たことを考える人達がいるんだな」でしょうか。
しおP 疑似M@s祭参加作品
ミズナスPの作品と、不思議なくらい共通点の多い作品です。
こちらはブログ開設時から推している作品ですが、実は、この作品を登録している公開マイリストの中に興味深い記述を見つけまして。
これはまさに自分で作ろうとしていたスケッチそのままがすでに他にアップされていて絶望したという作品。
http://www.nicovideo.jp/mylist/6168462より引用。
こうなってくると、何かが必ずあるはずです。
少なくとも3人が似たことを考えたというのは、偶然では片付けられないですよ。
とはいえ、無理矢理思い当たったこと、つまり妄想を書き連ねるしかないのですが。
「空」「街」については歌詞から読み取れるイメージです。
「風車」は、「地上」と「空」をずっと永遠につなぎ続けるための象徴的な存在なのかなと。鳥や飛行機は空と地上を行き来する存在であるゆえに、離別の悲しみをそこはかとなく感じます。
興味深いのが、車窓からの夜景と、徒歩で街中の風景とです。
大きく違うところが当然ありつつも「移動」という視点が共通しているんですね。
何故だろうと色々考えた結果、それは「曲のリズム」ではないかと。
ツナマヨP曰く
名曲すぎて原曲の雰囲気を壊すことが出来ませんでした。原曲に少しだけ手を加える感じのアレンジです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2332086より引用。
「雰囲気」が具体的に何を指すのかはわかりませんが、リズムセクションの印象が共通しているように感じます。いわゆる「四つ打ち」に分類してよいのでしょうか?裏打ちハイハットも入っているから、ハウス的なリズムだと捉えてよいのかと思います。
(泥縄でググル先生に相談しながら書いてる状況ですwww音楽理論はさっぱりだよ。テクノとかハウスとか好物のはずなんだけどなwww)
そういう部分から来る疾走感が、ゆったりとした主旋律とあいまって、移動感や浮遊感をもたらしているのではないかと思うのです。
ですから「移動」というイメージに合った画が共通して選ばれたのではないかと。
ミズナスPはツナマヨPリミックスで付加された浮遊感に合わせて車窓からの夜景を使い、おぼろげな伊織の姿を重ねることで曲と実写映像のバランスを取っているように感じました。
しおPは全体を通してぶれの大きい徒歩での画を使うことでライブ感を出し、伊織を登場させられないレギュレーション上の制約から逃れようとしたのではないかと感じました。
よって、お二方のPVに似ている部分があるのは、この曲の持つイメージ通りだからということなのでしょう。
全部妄想ですがw
正直な話、フタリの記憶って難しい曲だと思うんです。
歌詞の解釈は非常に自由度が高いですが、伝説的な作品がすでに存在するやりにくさはあるのではなかろうかと思います。
この歌詞をどう解釈するかは「そんな時見つけた ボロボロになったキミ」をどう解釈するかなんですよね。
しかし画面には伊織しかいない。他の誰かの気配もしない。
「嬉しいことで 楽しいことで」のシーンを見る限り、「キミ=伊織」と解釈しておられるのだろうと感じます。伊織が弱気になりがちな自分自身を励ましているという解釈なのでしょうか。
夕日とひまわりのカットが、季節と時間の移り変わりを暗示しているように感じます。
だとすればプロデューサーとの1年間が終わった後の追憶と捉えることも出来るのかもしれません。
曲が1番のみの構成であることもあって、余白を残した構成になっていると感じました。そう考えると最後の一枚絵は色々と想像が膨らむカットだと思います。
きっちり押さえるところは押さえ、視聴者の想像を掻き立てる余白もきっちり見切ってある。
キャリアのなせる技でしょう。
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