2008年4月23日水曜日

orgoneP 四

えらく間が開いてしまいましたが。

iDOLM@STER feat. AZUSA 『LIFE』

夏を強烈に感じさせるゆえにオールシーズン対応動画w
考えてみれば「強烈に季節を感じさせる」というのはものすごいことで。

今でこそ「クロマキー抜き」は当たり前の手法になりつつありますが、現在の主流は「背景を綺麗に削って、キャラを抜き取る」わけです。
そして、自作の背景などと組み合わせ、それだけでは違和感があるので、光源系のエフェクトを加えて画面を作っていく。
手間は掛かりますが、全てを自分で計算できるメリットは計り知れません。

orgonePの使った手法はもっとシンプルなもので、単純に「青を抜く」物です。
そして「空の青・海の青に重ねる、溶け合わせる」
まあ、簡単に書いちゃいましたが、普通溶け合いません。でも溶け合わせるんです。この人は。

開始早々黒地にタイトルとハイビスカス。後ろに聞こえる波の音だけで夏気分にさせておいて、ドラム一発と同時にスパンと「青い海中から撮った太陽」とあずささんの黒抜きシルエットで強烈に青を印象付ける。
そこから太陽が早回しで中天に差し掛かり、光が溢れて青い空と椰子の木、そして青い波を重ねる。
視聴者の眼に「青と青が溶け合う画」を予習させているんですね。
だから、あずささん達が夏そのものを身にまとって登場する次のシーンが、違和感なく届くと。

実に狡猾な計算だよ(賛辞

そこから一旦ステージ上で踊り・歌う青い衣装のあずささん達をさらっと見せておいて(とは言うもののコーラスの二人の出るタイミングをきっちり音に合わせてあるからさらっとみれるわけですが)、そのくせハイビスカスの写真をインサートして緊張感を維持しつつ、圧巻のクライマックスへとご招待。

個人的には「初めて君を覚えた夜」の所が特に狡猾。

そして夕暮れ。太陽が沈んでゆく空の向こうにあずささんはそっと姿を消す。
あっという間の5分間。

ああ、南の島にいきてえ!!!!!



次回でorgonePについては一段落です。
今回ほど間が空かないとは思います。

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